街乗りも、サーキットも。バイク用エアバッグ、選ぶならコレだ!

バイクに命を懸けてるぜ!そう、簡単に言うヒトにこの記事は読んで欲しくありません。

オートバイ。そう、ご存知のとおり「危険な乗り物」です。

 

あったりまえだろ?危険だからおもしれーんだよ。
峠で膝をする、たまんない。公道だから、スリルがある。
イエローラインも制限速度も、そんなもんじゃバイクを縛れねーんだよ。

 

そんなことを「軽々しく口にする方」は、この記事を読む必要はありません。
そう、私も20台の頃は、そんなことを口にしていました。それがカッコいいとすら思っていました。

 

 

無限電光 hit-air エアバック付ベスト MLV-C ホワイト/ブルーLサイズ(Mから2XL対応)

無限電光 hit-air エアバック付ベスト MLV-C ブラック/レッド 2XLサイズ(2XLから4XL対応)

無限電光 hit-air エアバック付ベスト MLV-C ホワイト/レッド Lサイズ(Mから2XL対応)

バイクは楽しい、しかし危険だ。いかにリスクを減らして楽しむか?

バイクの楽しさはそのマシンとの一体感。

 

車と違い、たった2本のタイヤ(接地面積は僅か「クレジットカード1枚分」)に過ぎず、その僅かなグリップを腰で、手のひらで感じながらひらりひらりとコーナーを抜ける・・・

 

その一体感、陶酔感は他に変わるものはありません。しかし・・・

 

その陶酔感は、紛れも無くリスクとのトレードオフです。

 

頑丈なボディに守られることも無く、ハイテクな衝突防止システムも無く。そして衝突・転倒すれば体は投げ出され、アスファルトに叩き付けれられます。
 
 

 

いかにアライ・ショウエイという世界に誇るメイドインジャパンヘルメットを装着していても、そしてどんなに注意を払ってライディングしていても、転倒、怪我を「避けることはできません」。

 

我々ライダーはこの事実を厳粛に受け止める必要があります。

減らない、中高年ライダーの事故。

そしてもう一つ、我々が受け止めなくてならない事実があります。

 

中高年ライダーの事故、それも重大事故が増えているという事実です。

 

 

 

重大事故における怪我でもっとも危険な部位は

 

  • 脊椎
  • 腰椎

 

の3箇所です。これらは、通常のヘルメット、グローブ、ブーツでは守ることができません。そして、これらの損傷は(残念なことですが)後年にわたり障害を残すことも珍しくないのです。

 

もう一度書きます。

 

バイクに命を懸けてるぜ!そう、簡単に言うヒトにこの記事は読んで欲しくありません。

 

でも。

 

もしあなたに守るべき家族がいるならば。
もしあなたに守るべき生活があるならば。
バイクはもちろん楽しい、最高の趣味。だけど、最高の趣味だからこそ長く、安全に楽しみたい。そう思うならば。

 

バイク用エアバックの装着をぜひ、検討されることをお勧め致します。

転倒時に首、脊髄、頚椎カバーする「ジャケット型バイク用エアバック、hit-air」。その効果。

hit-airシリーズは、 無限電光株式会社がリリースしている「ジャケットタイプバイク用エアーバッグ」です。

 

すでに発売から15年を経ており、その機構は熟成されつつあります。

hit-air エアバック付ジャケット EU-6 グレー 3XLサイズ

hit-air エアバック付ジャケット EU-6 ブラック 3XLサイズ

hit-air エアバック付ジャケット HS-5 ブラック/レッド XLサイズ

 

バイク用エアーバッグはいくつかのメーカーからリリースされていますが、完成度と信頼性において、「無限電光株式会社」のhit-airシリーズがそのトップブランドの地位を誇っています。その実績は折り紙つきで、日本警察の白バイ隊はもちろん、フランスやスペインといった多くの警察組織において採用されています。

 

また、日本のレースシーン、特にアマチュアレーサーからも絶大な支持を得ており、筑波サーキットなどで開催されているアマチュアレースにおいても、この「hit-air」シリーズを身にまとったライダーを見ない日はありません。

 

無限電光 hit-air エアバック付ベスト MLV-C ホワイト/ブルーLサイズ(Mから2XL対応)

無限電光 hit-air エアバック付ベスト MLV-C ブラック/レッド 2XLサイズ(2XLから4XL対応)

無限電光 hit-air エアバック付ベスト MLV-C ホワイト/レッド Lサイズ(Mから2XL対応)

転倒時には瞬時に展開、そして首、背中、脇、胸、尻を守る。そしてしぼむ。

万が一の転倒時にどのようにhit-airが我々を守るのか、公式サイトからお借りした画像を見てみます。

 

 

hit-airはそのジャケットから出た伸縮ワイヤーをバイク(タンクの手前側、シート下等)に結び付けます。転倒により体がバイクから離れた瞬間、伸縮ワイヤーに引かれたキーボールがボンベのフタを開放、圧縮された炭素ガスがエアバッグを瞬時に展開させます。

 

画像右上をご覧ください、展開されたエアバッグが「急所」である首、背中、脇、胸、尻をもれなく効果的にカバーしていることがわかりますね。

 

ガスは自然に抜けるため、その後の避難行動、立ち上がって逃げる、等を妨げることはありません。

正直、その値段とルックスがデメリット。

機能的には申し分のないジャケット型バイク用エアバックですが、「ツーリングライダー」における普及率はイマイチ。

 

その理由は「値段」と「ルックス」によります。

 

たとえば一流メーカーのライダージャケットは3万円前後で購入できます。それに対し、hit-airシリーズのもっとも一般的なモデルMLV-Cでも、実勢価格は3万8千円。

 

そしてそのルックスは少なくともカッコいい・・・とはいえないものがあります。

 

なにしろバイクはお金が掛かる、タイヤもサスペンションもマフラーもカスタムを楽しみたくて仕方が無い。ヘルメットもグローブもジャケットもルックスのよいものを着たい。

 

そしてなによりも「そんなお金を掛けてまで、見た目をスポイルしてまで必要なのか?」という思いが、ツーリングライダーのエアバッグ装着を思いとどまらせています。

意外に安いランニングコスト。そして・・・

しかし、一度購入してしまえばずっと使えるのもジャケット型エアバックの特徴の一つ。

 

ライダージャケットのさらに上に着ることを想定し、かなり余裕のあるつくりになっています。もしあなたが体系が変わってライダージャケットを買い換えても、エアバッグはそのまま使える可能性が高いです(笑。

 

そして意外なことですが、仮に転倒してエアバックを展開させてしまったとしても、再利用が可能なんです。大きく路面とこすれて内部も樹脂性エアバッグそのものが破損しない限り、展開したエアバッグを畳み、1200円の炭酸ボンベを付け替えることで「エアバッグは再利用できます」。

 

転倒1回あたりのランニングコストは1200円なんです。

 

そして懸念のルックスにおいても、hit-airは初期の頃と違い今では多くのカラーバリエーションが用意されています。

 

とはいえ筆者はもっともシンプルかつストイックなブラックベースを好みますが・・・!

 

hit-air(無限電光) エアーバッグベスト RS-1 エアバッグチューブ ポリウレタン ブラック M(S~L対応) [HTRC2.2]

hit-air(無限電光) エアーバッグベスト MC3 エアバッグチューブ ポリウレタン ブラック XL [HTRC2.2]

hit-air(無限電光) エアーバッグジャケット HS-3 エアバッグチューブ ポリウレタン レッド XL

使用体験談と効果。

そう、筆者もhit-airに(大げさではなく)命を救われた一人です。

 

場所はとある道路。

 

長い直線の先、大きなRの右コーナーでした。数台のバイクが連なって走っているとき、私をコーナー入り口で左から追い越したバイクがいました。そしてそのバイクは私のラインをかぶせるように、右へ鋭くバンク・・・あっと思うまもなくラインがクロスして2台は接触、絡んだまま路肩へ放り出され・・・私は巴投げをくらったように前方へ投げ出されました。

 

その瞬間、「バン!」という音と共にhit-airが展開!

 

投げ出されたその空中で見事にhit-airは開ききり、私は「背中から路肩に叩きつけられました」。路肩が土だったとはいえかなりの衝撃だったのでしょう。だったのでしょう・・・というのは、私の背中はhit-airに守られ、まるで布団の上に落ちた程度の衝撃しか受けなかったからです。

 

冗談ではなく、私は転がりながら「ああ、布団の上を転がっているようだ・・・」とぼんやり考えたことを覚えています。

 

体が止まってから、素早くさらに路肩の奥へ避難。そう、「地面にたたき付けられたのに、私はすぐ走れるくらいの衝撃しかうけていなかった」のです。

 

相手は骨折こそしなかったものの、たたき付けられたショックでしゃべることもできません。

 

私は動けない相手も呆然と見ていました。もちろん、相手はエアバッグを装着していませんでした。

 

幸いお互い後遺症も残らずすみましたが、もし私がhit-airをつけていなかったら。ライダージャケットの薄いウレタンだけで背中を地面にたたき付けられていたら。

 

その後バイクに乗ることも、今こうして、キーボードで文字を打つことも無かったかもしれません。

あなたに守るべき家族がいるならば。守るべき生活があるならば。

確かにジャケット式エアバックは、スタイリッシュなものではないのかもしれません。

 

しかし、あなたに守るべき家族がいるならば。守るべき生活があるならば。

 

そして、バイクを「一生続けたい、最高の趣味」だと感じているならば。

 

そのエアバッグも「責任を持って人生を楽しむライダー」の証明として、カッコいいものになるのかもしれません。

 

エアバッグが全ての怪我を、リスクを回避してくれるものではありません。しかし、そのリスクを確実に減らすことは間違いありません。

 

あとはあなたの「余裕を持ったライディング」で、ぜひ楽しいバイクライフを!ひとりでも悲しむ方を減らせるようにと思いをこめて。

 

えー、でもやっぱりバイクでエアバッグなんて、大げさすぎない?というあなたへ

 

ちょっとショッキングな画像をお見せいたします。

 

これは、「エアバッグのない状態で、コーナーでフロントから転倒」した際の結果を端的に示す「証拠」です。

 

 

場所は地方のローカルサーキット。

 

ある走行会イベントにおいて、右コーナーでスローダウンしたマシンを避けきれずフロントから滑らせて転倒したケースです。

 

「自分から危機回避のために、意図的にフロントから倒した」にも関わらず、激しく右胸を殴打していることが、体に刻まれたアザからもわかると思います。見てください、この生々しいインナースーツのあとを・・・。

 

結果は・・・右鎖骨骨折。全治2か月。→6か月(長かった・・・)。

 

MFJ公認のレーシングスーツを着て胸パッドを入れていたにも関わらず。

 

もしエアバッグを付けていたら。もし、Hitairが展開していたら。

 

右胸および肩は展開したエアチューブに守られていたことは想像に難くありません。

 

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※画像は公式サイトよりお借りしました。

 

たった(あえて言います)数万円のエアバックを装着していなかったがために、ライダーは全治2か月→6か月の重傷を負ってしまいました。

 

それでも彼は、運がよかった。

 

もし首を、脊髄を損傷していたら。

 

悔やんでも悔やんでも悔やみきれない一生を送ったことでしょう。家族を絶望のどん底に叩き落とした一生を送ったことでしょう。

hit-airはAmazonでの購入がお得です(値引き率高し)。